原発問題を考える! 家庭での省エネ活動「1985アクション(その6)」
こんにちは、「丸久の家創り」社長の桑木です。
今回は、家庭での省エネ活動「1985アクション」の(その6)「脱原発」です。
1985アクションの「暮らし省エネマイスター公式テキスト(第4版)」記載されている、
エネルギーに関する我が国の課題を大きく上げると、以下のようになります。
①エネルギーの安定供給(←過去ブログあり、クリック)
②地球温暖化対策(←過去ブログあり、クリック)
③脱原発
④再生可能エネルギーの普及
⑤省エネルギー
この5つの中で、一番デリケートで問題多きことがこの「脱原発」事だと思います。
私個人としてもまだまだ勉強不足で、原発問題に確たる考えはまだ持ち合わせていません・・・
なんとなく、「原発は危険なものであるので、近い将来に皆が納得する形で無くすことが理想だな」と思うまでです。
何が、正確な事か?不正確な事か? テレビ等の容認派・反対派の意見を聞いていても答えは出せません・・・
実際、福島原発事故前の日本の発電状況は、下の円グラフの割合だそうです。
(※暮ら省エネマイスター公式テキスト 第4版 より)
当時の日本の原子力発電が総発電に占める割合が約30%。
そして、現在の原子力発電現状と発電割合のグラフです。
※グラフ下段の黄緑色が原子力です
(出典:経済産業省エネルギー庁「エネルギー白書2018」
かなりの割合で原子力発電が減少しています。現在ではこの割合で日本が動いているのも事実・・・。
この事を踏まえて、「暮らし省エネマイスター公式テキスト(第4版)」には、原発を「なくすべきでない」「なくすべき」の立場の主な意見が書いてあります。
■「なくすべきでない」の立場の意見
・いくつかの問題はあるものの、やはり化石燃料からの脱却を図るために必要
・電気料金などのエネルギー価格の高騰は日本経済の弱体化を招く
(原子力発電の新設は別にして)現在ある原子力はそれを防ぐ
・二酸化炭素を排出しない発電であり、地球温暖化問題の解決に寄与
・ベースロード電源として優良
・原子力発電の輸出は日本経済に有利
・原子力発電に関する技術力が低下することは、廃炉、原子力発電の輸出においても不利になる。
・再生可能の大幅な普及には様々な課題がある
・原子力発電に頼ってきた地域に対して、同程度の経済・雇用効果がある別の方法が見当たらない
・これまで得てきた核燃料サイクルの技術を捨てることは、将来的に我が国に核燃料サイクルの仕組を作りあげることを完全に捨てることになる。また、その技術を輸出する可能性もなくす。
■「なくすべき」の立場の意見
・福島原発でもわかるように、原発事故による悪影響は極めて甚大。原子力発電に経済的なメリットがあるにしてもこれほどリスクのある発電は捨てるべきである。
・放射性廃棄物の適切な処理方法はいまだに確立されていない。
・福島原発後原子力発電が可動してない状況でもなんとかなっている。いくつか指摘されている経済的な問題でも別の方法によって解決されるはず。
・日本は今後も技術を輸出し、諸外国に貢献すべきだが、そこに原子力発電の技術を位置づけるよりも「環境技術立国」を目指し、再生可能エネルギーや省エネルギーの技術向上に向かうべき。
・地球温暖化の問題にしても、原子力に頼らず、再生可能エネルギーや省エネルギーを進めていくべき
・原子力発電に頼ってきた地域に対いては何らかの補助が必要であり、それを実行すべきだ。ただし、より自立的な方法を考えていくべき。
・核燃料サイクルは諸外国では「非現実的」という評価がほとんど。実現性が極めて薄い技術にこだわる合理的な理由がない。
以上の様に1985アクション「暮らし省エネマイスター公式テキスト(第4版)」にはあります。
一人一人が考え、意見の違いもあると思います。
しかし、我々はエネルギー問題を真剣に考え、近い未来の子供達の為に行動を起こさないといけないと思います。
まずは「できる事」から・・・
それが家庭での省エネ活動「1985アクション」だと思っています。
社長でした(^^)/
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