鹿児島で健康に暮らす住宅の基礎知識  その7「アレルギー対策:ダニ編」

2018/02/22

鹿児島で健康住宅を建てている丸久の家創り、設計担当の野付です。

今回、鹿児島で健康に暮らすためにどんな家が良いのか?

本当に住宅で健康になれるのか?

私が勉強したことをまとめます。

丸久の家創りでは、お客様に「豊かな暮らしをしていただきたい」

豊かに暮らすためには、「健康を損ねる原因になるような家を建ててはいけない」

そんな想いで家づくりの提案をしています。

実際に丸久の家創りが建てた家をご覧になりたい方は

モデルハウスがありますので体感しに来てください(^。^)

↑↑モデルハウス「くつろぎの家」↑↑
場所:鹿児島市松陽台56-4 tel 0996-63-0618(丸久建設)

http://www.marukyu-hanacoco.com/inquiry/

【見学希望の方は事前にお問い合わせ下さい】

「鹿児島で健康に暮らす住宅の基礎知識  その7」のテーマですが、アレルギー対策:ダニ編です。

前回の「鹿児島で健康に暮らす住宅の基礎知識 その6」で「子どもとアレルギー」について書きました。

今回はそのアレルギー対策:ダニ編です。

ダニは一般家庭のハウスダストの中に、最も多く含まれているアレルゲンです。

ぜんそくはもちろん、アレルギー性鼻炎やアトピー性皮膚炎など、多くのアレルギー性疾患の主な原因、また増悪因子になっています。

ダニの発生条件を理解し、こまめな掃除を行うなど、ダニが発生しにくい環境を作ることが大切です。

ダニの発生条件

① 温度20~30℃

(50℃以上で死滅)

② 湿度70%以上

(70~80%で繁殖、50%で死滅)

③ 産卵に適した産卵場所がある

日本のぜんそく患者のうち小児では80%以上、成人でも50%以上の患者が、室内のチリやホコリ(ハウスダスト)に発生するチリダニ科のダニに感作(アレルギーに反応しやすい状態)されており、ダニは最も重要な吸入アレルゲンであると考えられています。

また、ダニに対するアレルギー症状は通年性のものですが、特に秋に増悪するという特徴があります。

これはダニアレルゲンの季節変動によるもので、上図のように夏から秋にかけてダニの発生条件が重なるためです。

日々の対策はもちろん、夏から秋にはさらに注意が必要です。

効果的なダニ対策~生活編~

・ダニが発生しやすい場所に注意して、こまめな清掃を行う。

・畳の場合は週一回以上、掃除機で清掃を行い、じゅうたんやゴザを重ねない。

・薬剤によるダニ対策は、人体に無害なホウ酸塩などを活用する。

・空気清浄機は部屋全体に効果のあるものを使用する。

・ダニの一番多い布団は、布団乾燥機などを利用して50℃以上の環境を作る。

効果的なダニ対策~建築編~

・住宅性能(断熱・気密・換気)を高めて家全体の湿度をコントロールし、50%を保つ。

・計画的な換気を行いチリ、ホコリをためない。

ダニ対策は発生の原因になるチリやホコリを清掃することと、湿度をコントロールして繁殖しやすい環境を作らないことです。

ダニは子どものぜんそくの原因であるアレルゲンの中でも最も多くハウスダストの中に含まれています。

病院で病気を治す事はできても、原因となる環境を改善しないことには健康な生活はおくれない

丸久の家創りでは住まう人の豊かな暮らしを第一に考えた提案をしています。

おしまい

※参考にした資料

 

丸久の家創り 野付(のつき)

鹿児島で健康に暮らす住宅の基礎知識

その1「冬の寒さと健康の関係」

その2「血圧と健康」

その3「住環境を見直して病気のリスクを減らす 前編」

その4「住環境を見直して病気のリスクを減らす 後編」

その5「医療費と住宅費用」

その6「子どもとアレルギー」

その7「アレルギー対策 ダニ編」

その8「アレルギー対策 カビ編」

その9「アレルギー対策 化学物質編」

その10「子どものためにできること」

その11「住まいでできるアレルギー対策」


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