出水市で新築住宅を建てる際の執り行う地鎮祭の主な流れ

2022/03/03

こんにちは。
鹿児島県出水市の丸久建設スタッフです。

先日から、地鎮祭について
お話させていただいてますが、
本日は、
地鎮祭の流れをお話しようかと思います。

■地鎮祭の流れ

神式の一般的な地鎮祭の流れは次の通りです。
※地鎮祭自体の時間は、だいたい30分程度です。

1、修祓(しゅばつ)の儀
開式の後、祭に先立ち、参列者・お供え物を祓い清めます。

2、降神(こうしん)の儀
祭壇に立てた神籬(ひもろぎ※神様を招く場所)に、
その土地の神・地域の氏神を迎える儀式。
神職が声を発して神様の降臨を告げます。

3、献饌(けんせん)の儀
神様に祭壇のお供え物を食べていただく儀式。
酒と水のふたを取ります。

4、祝詞奏上(のりとそうじょう)
その土地に建物を建てることを神様に告げ、
以後の工事の安全を祈ります。

5、四方祓(しほうはらい)の儀
土地の四隅をお祓いをし、清めます。

6、地鎮(じちん)の儀
基本的には施主様、工務店の代表の二人で行います。

-手順-
砂できれいにつくられた円錐形の山に、
施主様が斎鍬(いみくわ)で鍬入れの真似事をします。

その際、「えい!えい!えいっ!」と
掛け声と共に鍬入れの真似事を三回行います。
三回目のみ鍬を山に入れ、山を崩します。

次に、施工会社の代表者が
斎鋤(いみすき)で鋤入れの真似を3度行います。
この時も「えい!えい!えいっ!」と
掛け声と共に鍬入れの真似事を三回行います。
三回目のみ鍬を山に入れ、山を崩します。

「えい!えい!えいっ!」の掛け声には、
“栄”・・・「さかえる」という意味があるそうです。

7、玉串奉奠(たまぐしほうてん)
玉串奉奠は、工事が無事に完了する事を願って、
その心を神様に捧げる儀式です。

※玉串とは、榊(さかき)という植物に、
しめ縄によく見られるような
「紙垂(しで)」をつけたもので、
「玉串奉奠」とは、神職の指示に従って
この玉串を神様に捧げる作法のことです。

------玉串奉奠の手順------

01)神職から玉串を受け取るときは、
右手で榊の根元をもち、左手を下から添え両手でもちます。

02)玉串を両手でもったまま、
祭壇の前の中央に進み、姿勢を正します。

03)玉串を右に回転させ、手前に根元を持ってきます。

04)玉串が縦の向きになったら、
右手だけを図の向こうにずらします。

05)右手を右方向に動かし、
玉串を再び回転させ、根元を祭壇の方に向けます。

06)玉串を祭壇に捧げます。

07)玉串を祭壇に捧げたら、もう一度姿勢を正します。

08)二礼二拍手一礼の作法で拝礼を行います。

09)まず二回、深く頭を下げ礼をします。

10)胸の前で両手を合わせ右手を下にずらして二回、拍手をします。

11)最後にもう一回、深く礼をします。

------------------------

8、撤饌(てっせん)の儀
お酒と水の入った器にふたをして、
神様へのお供え物をお下げします。

9、昇神(しょうしん)の儀
神様が帰るための儀式です。

10、神職退下(しんしょくたいげ)

以上で地鎮祭は滞りなく終了です。

作法等色々ご紹介しましたが、
間違えたからといって、神様は怒らないので大丈夫です。

「この土地に、家を建てさせていただきます。」
「どうぞ、これからよろしくお願いします。」
その気持ちがあれば、それで充分だと思います。

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