住宅の寿命が短いとこんなに損する話し(>_<)

2017/10/08

こんにちは、「丸久の家創り」社長の桑木です(^^)/

今回は、前回のブログ「こんなに短い日本の住宅の寿命」の続き、

「住宅の寿命が短いとこんなに損する話し」です。

※前回のブログは↓↓↓をクリック

https://www.marukyu-hanacoco.com/blog/blog01/archives/3269

 

前回の「世界と日本の平均使用年数の違い」のグラフは、

 

今回は、上の図の様に極端に使用年数が短い日本は世界と比べてどれだけ損しているか?今このブログを読まれている方だけではなく、お子さん・お孫さんまでに係る話です。

 

上の画像は、「日本とヨーロッパの生涯収支の比較」をワイングラスで表したものです。

左側が日本で、「生涯収入」は多いのですが「生涯支出」が多いので「ゆとり」が少ない。

右側のヨーロッパは、「生涯収入」は日本より少ないのですが、「生涯支出」が少ないので日本より「ゆとり」が多い。

日本のヨーロッパの「生涯支出」の差で大きいのが「住宅コスト」

ではなぜ?日本とヨーロッパで「住宅コスト」がこんなに差が出ているかと言うと、冒頭の「日本の住宅の短さ」が原因と言われています。

上の図のワイングラスの下に、

EU=3,000万(親)+ 1,000万(子)+ 1,000万(孫)=合計5,000万

日本=3,000万(親)+ 1,000万(子)+ 1,000万(孫)=合計9,000万

とあります。

この見方は、EU(ヨーロッパ)は、親が3,000万で家を作ったら、子供はその家を1,000万でリフォームして住む。
また孫も1,000万でリフォームして住む。合計5,000万。100年、リフォーム・メンテナンスを入れて住み続ける。

日本の場合は、親が3,000万で家を作ったら、子供はその家を壊して新しい家を3,000万でつくる。
また、孫もその家を壊して新しい家を3,000万でつくる。合計9,000万  30年で壊す「スクラップ&ビルド」

このことことを説明してます。

 

欧米の考えは、100年リフォーム・メンテナンスを入れて大事に住み続ける。そういう文化が構築されているので、親子孫以外でもしっかりとして中古住宅市場が確立されて、当たり前のように流通しています。

中には、30年以上たった家でも、新築時の価格より高くなっている物件もあるようです。

 

日本ではまだ「中古住宅市場」の確立が遅れていて、土地を売るのに邪魔だから「壊してしまえ」が当たり前になっています。

この話を聞いたら、安く30年くらいで壊す家が得なのか?

少々高くても100年もつ家を建てて、「資産価値」とした家の捉え方をすのが得なのか?

考えさせられる話しだと思います。

勿論、丸久の家創りは後者の家つくりを進めています。

少々高くても、お客様の為になると考えているからです。

また、100年もつ家に「パッシブデザイン+ZEH」(パッシブZEH)を取り入れてたら格段に安く感じると思います。

社長でした(^^)/


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