パッシブデザインって??

2023/10/18

こんにちは。
鹿児島県出水市の工務店『丸久の家創り』
山口です。

今回は、パッシブデザイン設計とは?
のお話です。

長い記事ですが、
お付き合いいただけるとうれしいです。

パッシブデザインの定義
「パッシブデザインとは、
建物のあり方を工夫して、
建物の周りにある自然エネルギー
(太陽・風・地熱)を
最大限活用・調整できるようにし、
高い質の室内環境を実現させながら、
省エネルギーに寄与しようとする、
建築設計の考え方と実際的手法」
(パッシブデザイン協議会代表理事 野池政宏氏)パッシブデザインの5つの設計手法

①断熱
②日射遮へい
③自然風利用
④昼光利用
⑤日射熱利用暖房(パッシブ・ソーラー)

今回は、日射遮へい について

日射遮へいとは、
室内に侵入する日射をさえぎって
室内を涼しく保つ事です。

冷房エネルギーを
15~45%程度、
削減効果があるといわれています。

①一番日射の侵入を防がなといけないのは、
   やっぱり「窓」

夏は、窓からの日射侵入率が71%あるからです。

ガラスの種類も多くあります。
多くのガラスの種類から、
住宅性能にあったガラスを選ぶことが重要です。

夏は日差しを遮り、
冬は日差しを取り込む
のが理想ですよね。

「夏の日射遮へい」
「冬の日射取得」は
相反する事柄です。

この相反する二つを
バランスよく設計することが
パッシブデザインでは重要です。

夏も冬も「窓・ガラス」は、
パッシブデザインのポイントです。

②庇(ひさし)等の日射遮へいも大事

庇や軒などは、
日射遮蔽に大きな影響があります。

夏の太陽高度を計算して、
強い日差しを室内に入れない事が大事です。

 

③外壁の日射遮へい

外壁に通気層を設けたり、
反射率の高い外装材を使用する方法です。

太陽光発電のパネルは、
屋根との間に空気層ができて、
室温を下げる省エネ効果。

さらに、太陽光パネルで発電して省エネ。

一石二鳥!
売電収入もうれしい。

まとめ

断熱性をあまり上げ過ぎると、
夏、部屋の中が暑くなってきます。

断熱性能が良すぎて
部屋の熱が外に出ていかない
「熱ごもり」現象が起きます。

南国鹿児島・熊本は
断熱性能だけに頼らないほうが、
夏の「熱ごもり」にも効果的です。

「断熱」「日射遮へい」「日射取得」「採風」の
バランスよい家づくりが求められます。

丸久建設では、性能だけではなく
パッシブデザインという
自然のエネルギーを活用した
家づくりを行っています。

なかなか難しいことがいっぱいありますが、
それをわかりやすく説明しているのが、
家づくり教室
聞いていただいて損はさせません!


カテゴリー: パッシブデザイン, 山口日記  
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