【鹿児島】幸せの家づくり。大丈夫か?冬の死亡率が高い鹿児島の家

2017/05/11

 

こんにちは、鹿児島で幸せの家づくり「丸久の家創り」人見知り社長の桑木です(^^)/

今日は、5月8日に東京で開催された「一般社団法人 健康・省エネ住宅を推進する国民会議」のシンポジュウムに参加しましたので、その報告ブログです。

この国民会議は、「健康・省エネ住宅」を日本に普及させよとする、お医者を中心に活動されている団体です。


今回で10回目で、今回のテーマは「地方の元気の種を蒔いて育てる国民会議型地域創生」です。

 

 

まずは、慶應大学の伊香賀先生の基調講演から。

「幼児から高齢者まで健康に過ごせる暖かな木の住まいの調査報告」

「家の寒さで心筋梗塞・脳卒中・肺炎に」ということで、住宅の寒さが健康被害をもたらすとのお話し。

しかも、ここで関心深いデーターをご紹介!!

 

〇欧州の温暖な国ほど冬の死亡増加率大


寒冷なフィンランドより温暖なポルトガルの方が、「冬の死亡率」が高い!!

 

では、これを日本でみると

〇日本でも温暖な県で冬の死亡増加率大

日本でも同じ事がわかると思います。
「冬の死亡」が低い都道府県は

1番目が北海道(最も寒い所です)
2番目が青森県
3番目が沖縄県(南国なのでわかる気がします)
4番目に秋田県
5番目に徳島県(こちらも南国)

 

では、逆に「冬の死亡率」が高い都道府県は、

1番目が栃木県(やや温暖な所)
2番目が茨城県
3番目が山梨県(ちょっと寒そうですね)
4番目が愛媛県(暖かいイメージ)
5番目が三重県(同じく暖かいイメージ)

そして、
6番目が鹿児島県(温暖地域です)

南国鹿児島が6番目に入っています。
さらに順番を見ると

7番目に静岡県
8番目に滋賀県
9番目に香川県
10番目に熊本県

と、どちらかと言うと暖かい地域がつづきます。

 

この要因の一つとして、慶應大学の伊香賀先生は「住宅の断熱普及率」と関係してるとデーターで示されました。

〇断熱住宅普及地で冬季死亡増加率低い

少し字が小さくて見づらいですが、

 

上の日本地図が「冬季死亡増加率」
(※緑色が死亡率が低く、赤色が高い)

下の日本地図が「断熱普及率」
(※緑色が断熱普及率が高く、赤が低い)

 

この図でわかるのは、寒い地域は「断熱普及率」が高く、「冬季死亡率」が低くなる傾向のある。
暖かい地域・やや暖かい地域は「断熱普及率」が低く、「冬季死亡率」が高くなる傾向にある。

 

※「断熱が普及してるという事は、室内温度が高いという事です。寒冷地ほど室内温度を高める住宅が普及してるので「ヒートショック」による心疾患・脳疾患が少ないという事です。」

 

食環境も考えられ、一概に住環境だけが要因とは言えませんが、何らかの要因の関係性はあると言われています。

このことを考えると、南国 鹿児島と言え、 「断熱・気密の高い高性能住宅」は当たり前のように考えていかなければいけないのでは。

国も、「高断熱・高気密」の家つくりの促進の為に、義務化(2020年)を進めていますが、基準的にはそんなに高くありません。

これ以下はダメですよと言う「最低基準」を設けたと考えた方がよいでしょう。

 

「健康で快適」家つくり。

「家族を幸せにする」この事が家つくりの最大の目的ではないでしょうか。

我々は、鹿児島で家族が幸せになる家創りを目指しております。

社長でした(^^)/

※「健康・省エネ住宅を推進する国民会議」のブログ第2弾は ↓ ↓ ↓をクリック。
https://www.marukyu-hanacoco.com/blog/blog01/archives/1531


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