住宅ローンの繰り上げ返済をする前に、少し考えていただきたい事。

2018/05/18

繰り上げ返済とは、ローン返済期間を短縮したり、月々の返済額を少なくするために、まとまった自己資金を一括返済することです。

住宅ローンを実際に借りて返済をしている方は、長いローン生活から早く抜け出したいし、そして余分な金利も抑えたいですよね。

繰上げ返済をすることでローン期間の短縮やローン金利の削減というメリットがありますが、今回は不利益・デメリットはないのかを、考えてみます。

 

1.     貯蓄の減少

繰り上げ返済をすると、当然貯蓄額が減ります。

ご家族のライフプラン以外に、突発的な事情にも対応できる貯蓄があれば、安心して日常を送ることができそうです。

万が一のときの為にもある程度の貯蓄は、置いておきたいですね。

       

2.     団体信用生命保険(団信)の存在

ほとんどの住宅ローンは、団信に加入することが条件となっています。

すなわち、住宅ローンの返済中に万が一の事態が発生し、借主が死亡したときや重度の障害を負った状態になれば、生命保険から残債が支払われ、住宅ローンの返済が終了します。

例えば、貯蓄してきたお金500万円を繰り上げ返済に使った直後に事故や病気があって借主が死亡してしまった場合、その500万円は還ってきません。

極端な例でしたが、可能性としては0ではないと思います。

つまり、一気に高額の現金を繰り上げ返済に使用してしまうと、貯蓄を無駄に減らしてしまう可能性があるということを、知っておいてほしいと思います。

 

3.住宅ローン控除の最大活用

住宅ローン控除とは、毎年の住宅ローン残高に応じて、納めている所得税・住民税額の範囲内で税金が10年間還ってくる制度です。

しかし、住宅ローン控除を受けられる10年の間に、繰り上げ返済をした場合、住宅ローンの残高が減ってしまい、還ってくる税金が少なくなる可能性があります。

原則、10年以内の繰り上げ返済はおススメしません(断言^^

 

すこしでも不安な点があれば、メーカや工務店、ファイナンシャルプランナーに相談しアドバイスを受けましょう。

当社では、いつでも対応させていただきますので、下記より連絡を下さいますよう、お願いします。

http://www.marukyu-hanacoco.com/seminar/

 

ファイナンシャル担当 イデでした^^/~~


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