【鹿児島】耐震等級とは?

2017/10/16

近年、鹿児島で、日本各地で、大型の地震が多発していますが、
マイホームを建てる際には、やはり気になりますよね。

 

元々、日本は地震大国と言われています。
数年の内でこうも全国で震度を超える地震が頻繁に起きると
不安な日々が続きます。

 

いろいろな住宅会社のホームページなどをみていると、
耐震等級地震に強い家などのフレーズを目にします。

 

では、地震に強い家とは、どのような家なのか?
そもそも耐震等級とは何でしょうか?

 

日本で耐震等級という耐震設計が、初めて義務化されたのは1950
この年に建築基準法が制定されました。

 

それから、新潟地震、十勝沖地震の後に改正がありました。

 

それから、宮城県沖地震を経て1981年に大きな法改正がありました。

 

19816月以降の耐震基準を新耐震基準とし
それよりも以前のものを旧耐震基準と区別するようになりました。

 

1981年に新耐震基準が施行されました。

 

内容は、数十年に一度発生する震度程度の地震に対して構造体に損傷を損じず、
数百年に一度程度発生する震度~7程度の地震に対しては倒壊・崩壊しない程度。

 

あれおかしいと気づいた方いますよね
1923年の関東地震から2016年の熊本地震までに震度6~7を超す件数は20件を超えています。
やはりマイホームを検討する際には、耐震等級地震に強い家」。
ここを深く検討する必要性がありそうです。
建物を建設する際には、「耐振」「免振」「制震」があります。
では、その違いは、どのようなものでしょうか?

 

〇耐震

「耐震」は、現在の大半の住宅で採用されている耐震工法は、地震に対しては
建築物が倒壊せず、住人が避難できること」を前提に、住まいの構造体そのものの強度で
地震の揺れに耐え、建物の倒壊を防ぐ構造のことです。
従来の建築物は、地面の上に建物が建っています。
地震の揺れが地面から直接伝わり、建物が大きく揺れます。

建物の倒壊はまぬがれますが、建物が激しく揺れるため

・家具の転倒
・照明器具の落下
・設備配管の破損
・ドア枠の変形
・サッシの脱落
・建物躯体の亀裂

など生じる可能性があります。

耐震は構造体の強さがそのまま性能の良し悪しになります。

そして、耐震等級には3つの基準があり、

「耐震等級1」

約百年に1度程度発生する地震力に対して倒壊・崩壊しない程度

「耐震等級2」

建築基準法の1.25倍の耐震性

「耐震等級3」

建築基準法の1.5倍の耐震性

と決められています。

 

〇免震

「免振」は、建物と基礎との間に免震装置を設置し、地盤と切り離すことで
建物に地震の揺れを直接伝えない構造です。

免震建築物は、地面の上に免震装置があり
その上に建物がのっています。

地震時に免震装置が地震の揺れを吸収することで
建物に地震の揺れが伝わりにくくなります。

建物には、免震装置で吸収できなかった
地震の揺れが少し伝わるだけです。
「免震装置」と記載しましたが、主に
アイソレータ と ダンパー という、あまり耳慣れない装置が使われています。

 

〇制震

「制振」は、建物内部に錘(オモリ)やダンパーなどの
「制震部材」を組み込み、地震の揺れを吸収する構造です。
(上階ほど揺れが増幅する高層ビルなどの高い建物には、非常に有効な技術です。)

 

 

※地震に強い「制震」の事に関しては、他のブログで書いております。

 ↓ ↓ ↓  良かったら読んで下さい(^^)/

鹿児島・出水で地震に強い家スーパーウォール工法、魔法の「制震テープ」(^^)/

 


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