鹿児島・出水市ほど健康住宅が必要な訳・・Σ(゚Д゚)

2018/10/23

こんにちは、鹿児島・出水を拠点にしている「丸久んの家創り」社長の桑木です(^^)/

今回は、前回の【健康・省エネシンポジウムin かごしま】の続きです。

慶応義塾大学の伊香賀教授の講演から抜粋していきますm(__)m

 

伊香賀先生は、住宅の室温と健康は大事な関係にあると。

 

「引用:慶応義塾大学 伊香賀 俊治教授」

上の画像の左側のグラフは、欧州の国の冬の死亡増加率です。

 

見方は、「温暖なポルトガル(28%)」での冬の死亡増加率が高く、

「寒冷なフィンランド(10%)」で冬の死亡増加率は低い。

 

普通考えると、寒いフィンランドの方が冬の死亡増加率が高そうですが、

暖かいポルトガルの方が冬の死亡増加率は高いです。

これは、寒いフィンランドの家は、寒さ対策で暖かい家づくりをしているので、室温が高く暖かい。

逆に、暖かいポルトガルは、暖かい気候風土で寒さ対策の家づくりの考えが乏しく、冬の室温が低い。

寒い室温のポルトガルの方が冬の死亡増加率が高くなっているという事です。

 

では、これを日本で考えた時には・・・

「引用:慶応義塾大学 伊香賀 俊治教授」

寒い北海道(10%)」で死亡増加率が低く、「やや温暖な栃木(25%)」が死亡増加率は高い。

同じような現象です。

 

ここで、「温暖な鹿児島(22%)」と死亡増加率は全体の6番目に悪い結果・・・Σ(゚Д゚)

この様に、ポルトガルと同じ様に、住宅の断熱性能が低い為に鹿児島の冬の室温が低く、

冬の死亡増加率が高くなっています。

鹿児島に南日本新聞にも↓↓↓の記事が・・・(>_<)

【南日本新聞 平成30年1月14日】

 

17年度の入浴死が198人。

17年度の交通事故死者が66人。

交通事故の3倍の方が入浴中に亡くなっていると・・・(>_<)

 

鹿児島では、無断熱の住宅が当たり前の時代もありました・・・(>_<)

鹿児島ほど健康住宅な家、高断熱・高気密の家が求められているのでは・・・。

断熱性能をあげるだけでなく、自然エネルギーを最大限活用したパッシブデザインもです。

鹿児島では、冬に暖かい「太陽の熱」を利用しない手はないですね(^_-)-☆

 

社長でした(^^)/

 

※もう一つ残念な情報が・・・(>_<)

「引用:慶応義塾大学 伊香賀 俊治教授」

九州では鹿児島の死亡比が他県に比べて高いという事。

多くの死因別でのことですので、住宅の室温だけに要因ではなく、生活習慣も大きく関わるのでは・・・(>_<)

私も、身につまされる情報でした(~_~;)

 

また、【健康・省エネ住宅を推進する国民会議】のHPに、健康・省エネ住宅の事について書いてありますので是非読んで下さ(^^)/

〇わかりやすい!健康・省エネ住宅とは?


カテゴリー: 家づくりの知識, 住宅と健康, 社長ブログ  
アーカイブ
2024年4月
« 3月    
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930